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一眼レフ用HOLGAレンズを作る HOLGAというのは、そのチャチな作りとユルい写りから、「トイカメラの王様」と称される、中国製のオモチャカメラです。しかも、使うフィルムは、何故か中判だったりします。 私も、ある機会にこのカメラを入手したのですが、基本的にカメラはデジタル派の私としては、銀塩の、それも中判カメラということで、ほとんど使ってやれずにいました。しかし、HOLGA独特の写りは好きだし、このまま使わないで置いておくのも勿体ないので、それならレンズだけでも生かしてみよう、と思いついたのが「一眼レフ用HOLGAレンズ」の製作でした。 このページの意図は、私が行った手順の紹介であり、同種の改造をオススメするものではありません。このページに書かれたことを参考にして、なんらかの改造を実施する場合でも、結果については、あくまで自己責任でお願いします。 |
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原材料 ・HOLGA ... 1ヶ ・ボディキャップ ... 1ヶ |
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部品を取り外す 使用するのは、HOLGAのこの部分(←)だけです。この部分を取り外し、さらにレンズユニットとヘリコイド部に分解します。すべてネジ止めなので、細めのプラスドライバーがあれば簡単に分解できます。 |
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ヘリコイドを切り出す ヘリコイド部の土台(四角い部分)を切り取り、ヘリコイド(円形の部分)だけを取り出します。HOLGAのボディは柔らかめのプラスチック製なので、大袈裟な工具が無くても、わりと簡単に切り出せます。私の場合は、ニッパーで少しずつ切れ目を入れてグリグリと折り曲げ、小さな破片にして切り離すという作業を繰り返し、30分ほどで切り出しが完了しました。 これでHOLGAのボディは、輪っか1個に...。 |
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ボディキャップに穴を開ける ボディキャップの中心あたりに穴を開けます。大きさや位置は、それほど正確でなくても大丈夫です。HOLGAのヘナヘナボディと違って、こちらは丈夫で硬いプラスチックなので、ドリル等の工具が無いと大変です。ローソクの炎で中心付近を炙って柔らかくした後、ドライバーで穴を広げて、溶けたプラスチックをニッパーで切り取り、直径2cm弱の穴をやっと開けました。こういう加工をしてくれる店が近所にあれば、そこに頼んだ方がよいのかもしれません。 東急ハンズでは、他店で購入したものの加工は受け付けていませんでした。 |
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ヘリコイドの高さを調整する ヘリコイドの高さ(厚さ)を調節して、パンフォーカス(無限遠)を出します。穴の開いたボディキャップとレンズユニットをぴったり合わせてファインダーを覗くと、ほぼパンフォーカスになっているようなので、レンズユニットを最後までネジ込んだときに、ヘリコイドの底面とレンズユニットの縁が同じ高さになるまで、ヘリコイドの底面を紙ヤスリで削ってやります。粗め(#60)の紙ヤスリを使用しました。もちろん、削るのはヘリコイドのボディ側の面です。 |
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ボディキャップとヘリコイドを接着する 穴を開けたボディキャップとヘリコイドを、接着剤で固定します。ボディキャップの縁の平面部分と、ヘリコイドの直径がほぼ同じなので、位置はわかりやすいです。接着の前に、接着する面を目の細かい(#240)紙ヤスリで磨いておきます。 |
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HOLGA Lens for SLR 60mm/f8 完成 接着が完了したヘリコイド+マウントにレンズユニットをネジ込めば、M42マウントのHOLGAレンズが完成です。全工程で、かかった時間は3時間ほどでした。 M42-EOSのマウントコンバータを介して、EOS 10Dに装着してみました。HOLGAデジタル、見た目にも性能的にも、非常にアンバランスです...。他のレンズとの比較で明るさを調べたところ、レンズ後面に貼り付けられている絞りリングを外した状態で(このページの4.を参照)、ほぼf8のようです。 |
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試写 無事完成ということで、とりあえずEOS 10Dに付けて試写してみました。思いっきりソフトフォーカスで、白っぽくモヤけた感じです。白黒にして、コントラストを上げれば、さらに雰囲気出そう。 まがりなりにも、6×6判用レンズの中心だけを使うので、そこそこシャープになってしまうかと思ったのですが、なかなかに期待通り(?)のユルい写りです。さすがに、周辺光量落ちはありません(当たり前か...)。 HOLGAの写りの"ユルさ"は、ボディからの光漏れによる光線曳きや、フィルム面が平面にならないことによる歪みなどもその要因なので、レンズだけではHOLGA独特の雰囲気を再現することはできないようです。しかし、私としては「デジタル一眼にプラスチック一群一枚のレンズ」という"バカバカしさ"だけで充分満足です...。 ピンホールカメラに転用した際に不要になった、HOLGAのレンズユニットのみを$4.99で売っているページもあったりします。これをいくつか購入して、いろいろ実験してみるのも面白いかも。 |